2013年07月26日

『華麗なる一族』山崎豊子


1973年に出版されたが2007年木村拓哉主演にてテレビドラマ化され、

若い人達にも知れ渡った山崎豊子の「華麗なる一族」。

書籍では阪神銀行頭取の万俵大介(北大路欣也)が主人公ですが、

テレビドラマでは長男の鉄平(木村拓哉)が主人公として描かれており、

違った角度から物語が味わえ、ドラマも面白かった覚えがあります。


1960年代の関西が舞台であり、

阪神銀行が都市銀行再編により吸収合併されないよう、

あらゆる手段を巧緻に使うワンマンで豪腕な頭取の万俵大介と、

系列会社である阪神特殊鋼の取締役である鉄平の純粋で誠実な人柄が

ぶつかり合う人間ドラマ。

策略により、次女二子を総理の縁戚と見合いさせたり

愛人を自宅に同居させるなど傲慢とも言える万俵大介が生き残るのか

親でもある阪神銀行頭取の万俵大介に融資を断られるも

持ち前の人望で切り開いていこうとする鉄平が笑うのか・・・読みどころいっぱいです。


また、銀行業界の権力機構や融資の在り方、鉄鋼業界の熾烈な競争なども

フィクションとは思えないほど見事に描かれており、読み応えがあります。

時間が経つとまた読みたくなる秀作です。


『華麗なる一族』山崎豊子〈上〉

『華麗なる一族』山崎豊子〈中〉

『華麗なる一族』山崎豊子〈下〉




posted by のっぽ at 17:49| Comment(0) | 山崎 豊子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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