2014年01月31日

『悪意』東野圭吾


加賀恭一郎シリーズ第4作目、東野圭吾の「悪意」。

ベストセラー作家でもある日高邦彦が仕事場で殺されていた。

第一発見者は、妻と昔からの友人、野々口修。

刑事の加賀恭一郎は、

中学の国語教師だったが日高の紹介で教師を辞め、

児童文学者となっていた野々口の「事件に関する手記」により、

疑問を抱くようになる。

やがて、野々口から日高が文学賞を得て

人気作家のきっかけとなった「燃えない炎」という作品は

実は野々口の作品だったといわれる・・・。


物語は「野々口修による手記」と

「加賀恭一郎の記録」というカタチで進む

一風変わった構成の推理小説に仕上がっている。

かなり好みが分かれる作品かも。

1996年9月20日単行本出版
2001年1月15日文庫本出版/2008年12月1日第40刷版購入





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ラベル:悪意 東野圭吾
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2014年01月30日

『宴のあと』三島由紀夫


50代を迎えた福沢かづは、「雪後庵」を営む女将。

高級料亭ゆえ、政治家御用達となっていた。

ある日、革新党の顧問で元大臣・野口雄賢が訪れ、

会話しながらも豪傑さに独身のかづは惹かれる。

野口も妻に先立たれていたため、

食事を重ねるうちに結婚する運びとなった。

そして、革新党から東京都知事選に

立候補することになった野口に、

かづは選挙運動として金を惜しげもなく使う。

そんなやり方を止めるために野口は離婚を切り出すほどだった。

都知事選は、野口が敗北。

しかし、かづはライバルの保守党による中傷文書のばら撒きや

汚い妨害工作に合ったことに納得しておらず、

この償いをさせようと裏で計画するのであった・・・。


小説のモデルとなった元外務大臣であり、

東京都知事候補であった有田八郎から訴えられ、

プライバシー裁判として有名になった

三島由紀夫の「宴のあと」。

それとともに、主人公の女将・かづの情熱的な行動が印象的。

フォルメントール国際文学賞で2位にもなった

国際的評価の高い作品。

1969年7月20日文庫本出版/1995年11月30日52刷版購入


『宴のあと』三島由紀夫


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2014年01月29日

『どちらかが彼女を殺した』東野圭吾


加賀恭一郎シリーズ第3作目、

東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」。

妹・和泉園子から自殺を仄めかす電話があった。

気になり後日、東京へ訪れたが時は既に遅し。

しかし、愛知県警豊橋署に勤務する兄である和泉康正は、

巧妙に自殺に見せかけている他殺ではないかと確信する。

たった1人の肉親の無念を晴らすため、

警察に一部の証拠を隠し、

自らの手で犯人に裁きを下すことを決意する。

しかし、自殺の方向で処理しようとする警察の中に、

疑問を感じ執拗に調べ始める練馬署の加賀刑事がいた。

浮かび上がる2人の容疑者。

それはかつての恋人と妹の親友。

犯人は誰なのか?

そして加賀刑事が先に犯人を捕らえ、

復讐を阻止することが出来るのか?

結局、読者には犯人が判らないまま結末を迎えるため、

想像を掻き立てる究極の推理小説となっており楽しめます。

ただし、巻末に「推理の手引き」という袋綴じがあり、

ヒントが隠されているのでご安心下さい(笑)

1996年6月5日単行本出版
1997年7月15日文庫本出版/2013年8月7日第69刷版購入





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posted by のっぽ at 11:44| Comment(0) | 東野 圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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