2014年10月30日

『もの思う葦』太宰治


49編からなる太宰治のエッセイ集「もの思う葦」。

Tは前期作品、Uは前期作品の中でも格言的要素を中心とした作品、

Vは主に自作、郷里、創作の随筆、Wは文学者への批評、

Xは既成文学者に対しての批評と

大きく5つのコンセプトからなるカテゴリーに分けて収録。

得意な女々しさや愚痴っぽい文体だけでなく、

溜まっていた鬱憤が爆発したかのような批判が凄い。

特にWの「川端康成へ」は悪口を書かれたこと、

そして定かではないが盗作されたことなどを名指しで痛烈に批判し、

「如是我聞」では、これまた悪口を言われたと

志賀直哉も完膚なきまでに貶している。

よくもここまで出てくるなと逆に感心するぐらいである。

ただ太宰治の性格や人間性を知る上では重要なエッセイ集でもある。

約十八年前と随分昔に読み、思い出しながら斜め読みをしての感想ゆえ、

しっかりと再読したいですね。

1980年9月25日文庫本出版/1996年8月15日第35刷版購入


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posted by のっぽ at 07:36| Comment(0) | 太宰 治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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