2015年03月14日

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾


一言で言うと面白かった。

伊坂幸太郎の時間軸を超え、リンクし合うストーリー展開と

重松清の流星ワゴンのようなSFファンタジーが組み合わされたような

人間の暖かさが感じられる内容は、

二人の作品からインスパイアされたような印象を受けた。

マンネリしてきていたミステリーから脱し、

大胆な発想で「東野圭吾の作品か?」と思わせる小説が時折でてくるが

今回の作品もその一つです。


物語は、児童擁護施設「丸光園」で育った3人組が真夜中、

泥棒をして逃走中、車が故障してしまう。

度老棒に入る社長を尾行中に知った空き家の「ナミヤ雑貨店」で

朝まで身を隠す事にする。

そんな真夜中で空き家のシャッターの郵便口へ手紙が投函された。

事情を探ろうと家の中を調べ、スマホで情報を集めた結果、

以前、店主が郵便口と牛乳箱を使って悩み相談をしていことを知り、

店主がしていたように返事の手紙を牛乳箱へ入れたことから

不思議な出来事が次々と起こり始めるー。


登場人物が沢山出てくるが構成が分かりやすく、

読み返す事なくスラスラと読めるのもいい。

また、リンクしているどのストーリーも思いやりと愛が感じられ、

内容が濃く素晴らしい。

そんな東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は

過去と未来が繋がった様々な時代背景が登場することで懐かしく、

20代だけでなくいろいろな世代も楽しめる

老若男女問わないお勧めの作品です。

2014年11月25日文庫本出版/2014年12月15日再版購入





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posted by のっぽ at 14:48| 東野 圭吾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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