2014年11月01日

『花のワルツ』川端康成


4編からなる川端康成の短編集「花のワルツ」。


大学の実験室が火事になり鳥居博士が大やけどを負ってしまう。

次第に死に向かう姿を描いた「イタリアの歌」。


踊子としての天分に恵まれた友田星枝と

ライバルとして切磋琢磨する早川鈴子。

そこへ、アメリカなどにダンス修行に行っていた

期待の星・南条が帰国するのだが、松葉杖を突いていたー。

師の竹内を含めそれぞれの思惑がぶつかり合う「花のワルツ」。


木曾の上松の町に大火があったという新聞記事を見つけると、

木曾へ妾と旅行中に見かけた日雀(ひがら)を思い出し、

欲しがる松雄とその妻の話「日雀」。


美しい女性国語教師に女生徒が

恋愛感情のような切ない親しみを持つ「朝雲」。


約十八年前に読んだため、

パラパラと斜め読みし直しただけですが、

4作品とも女性の心理や言葉遣いを巧みに描いており、

あらためて川端康成の凄さを垣間みた。

1951年8月10日文庫本出版/1971年2月10日29刷改版
1992年8月15日第54刷版購入


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2014年02月06日

『伊豆の踊り子』川端康成


旧制高等学校の二十歳の青年は、

自分が潔癖ゆえ、孤独で歪んでしまった性格に悩み、

一人で伊豆へ旅に出る。

修善寺温泉に1泊、湯ヶ島温泉に2泊し、

旅に出てから4日目のこと、

天城峠の北口の茶屋で旅芸人の一行と会う。

旅路の途中、2回ほど見ていた、そのなかの踊子に、

心を惹かれて下田まで旅することになった。

家族で旅芸人をしている彼らと気兼ねなく交流をし、

無垢で純情な踊子との出会いによって

人の温かさから心が解れていく様を描いた

川端康成の「伊豆の踊り子」。

実際に川端康成が旅した自叙伝でもあり、

数多くの映画やTVドラマ化された日本で愛される名作。

1950年8月20日文庫本出版/1996年5月25日第120刷版購入


『伊豆の踊り子』川端康成


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2014年02月04日

『雪国』川端康成


冒頭の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」

で始まる一節があまりにも有名な川端康成の代表作「雪国」。

雪国の自然描写や温泉場のゆったりとした時間と空間を

美しく描いていながらも、

内容はゆきずりの愛以上の繋がりを持とうとしない男と

芸者との悲哀が描かれている名作。



親の財産を譲受け、奔放な生活を送る島村が

雪国の温泉宿を訪れた時、

芸者の手が足りないため、島村の部屋にお酌に来た

三味線と踊り見習いの19歳の駒子と出会う。

駒子に女を世話するよう頼むと駒子は断ったが、

夜になると酔った駒子が部屋にやってきた・・・。

駒子はその後まもなく芸者になっていた。

ある日、島村は按摩から、駒子は許婚の治療費のため

芸者に出たのだと聞かされる・・・。

文芸懇話会賞受賞。

1947年7月16日文庫本出版/1996年5月20日第114刷版購入


『雪国』川端康成


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ラベル:雪国 川端康
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